今週末からゴールデンウィークとなる中、ホテル代が高騰し、宿泊費を去年から5000円以上値上げした旅館もあり利用者にとっては厳しい状況となっている。明治安田生命のアンケートによると、ことしのゴールデンウィークの予算は去年と比べおよそ1万円ダウン。物価高の影響で予算を減らしたという声が6割以上を占めた。栃木・日光市の旅館のゴールデンウィークの予約状況は国の内外からの客でほぼ満室状態。ただ、宿泊料金はゴールデンウィークのピーク時は去年より5500円値上げ。仕入れ料金や人件費などの高騰を受け値上げせざるをえない状況だったという。全国的に高騰する中、過去20年の変動幅を見てみるとコロナ禍に入り大きく上下し、去年は一昨年より17.3%急上昇。出張時の宿泊費を負担する企業も変化している。東京・港区に本社を置くIT企業では去年まで宿泊費の上限は1万円だったが、ことし1月から宿泊代の上限を1万3000円に。その結果、オフィスの近くに泊まれるようになり時間に余裕が生まれたという。お得に泊まる方法について専門家は「最安値 ベストレート」で検索する方法や、目張りが重要だと話している。