日本と米国の外務防衛閣僚会議「2プラス2」が都内で開かれ、自衛隊との連携強化を見据えた在日米国軍の再編などについて協議が行われた。日米両政府は今年度末に自衛隊に「統合作戦司令部」が発足することを踏まえ、連携強化のため、在日米国軍の体制再編を見据えた協議を行った。今後、作業部会が設置され、具体化される。また、防衛装備強力を巡っては、地対空誘導弾「パトリオット」の米国の在庫を補うために生産基盤の強化や日本からの輸出についても意見交換が行われた。両国は続けて、米国が核兵器を含めた戦力で日本の防衛に関与する拡大抑止に関する初めての閣僚会合を行い、改めて連携が確認された。一方、山口や九州、沖縄の5県では、今日から約9000人が参加する国内最大規模の日米共同訓練が始まった。このうち、大分・日出生台演習場では訓練開始式が行われたほか、市民団体がゲート前で抗議活動を展開した。演習場では訓練開始前に夜間までオスプレイの離着陸が繰り返されていて、訓練期間中の運用も警戒されている。
住所: 大分県由布市