コメの価格高騰が続く中で、放出された備蓄米は今年3月に落札された約21万トンの内全体の1.9%しか消費者に届いておらず、十分に行き渡っていないと指摘されている。こうした中政府は当初放出した備蓄米を原則集荷業者から1年位内に買い戻すというルールについて見直し、5年位内に期間を延長して入札参加のハードルを下げるなどして流通改善を促したいとしている。他にも流通先が決まっている業者に優先的に売り渡す枠を設けるなどして、備蓄米の流通を加速させたいとしている。ただ現場からは小規模店に優先枠が活かされる可能性は少ないのではないかという懸念の声が出ている。一方農林水産省は備蓄米について業者が買った価格と売った価格の差のデータを公表し、卸売業者で例年と比較しても高い金額で販売していることが分かった。
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URL: http://www.jcsa.gr.jp/
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