コンビニエンスストアの業界団体が南海トラフ地震などの巨大地震が起きた場合被害の大きい地域を中心に発生から1週間程度は店舗の営業再開が難しくなるとした調査結果をまとめた。コンビニ各社が加盟する日本フランチャイズチェーン協会は国や自治体などと共同で南海トラフの巨大地震や首都直下地震が起きた際、コンビニの店舗や物流網にどのような影響が出るかを調査した。停電や道路の通行止めなどによって商品の生産や物流が滞るため南海トラフ地震では被害の大きい地域で最大3割の店舗が営業できないうえ1週間程度は再開が難しいと見込んでいる。また首都直下地震でも停電地域では営業できない店が相次ぎ1週間たっても再開は難しいと予想している。さらに道路の損壊や津波の被害によっては影響が長期化するおそれがあるため、コンビニ各社は水や食料などの備蓄品を日常的に買い足すローリングストックを習慣にしてほしいと呼びかけることにしている。