日体大の硬式野球部には296名の部員がいる。その中でベンチ入り出来るのは25名。9割以上の部員が硬式戦に出場できない。しかし野球部には変わったシステムがあるという。監督の古城さんは入部テストはなく、全員を受け入れることにしているという。その代わりに一定のハードルがあり、2年の春のリーグ戦まで練習をし、3軍からスタートし2軍を目指す。3年の春まで活動し、1軍を目指し、達することができなければ大学野球のレベルでは選手としては厳しいと判断し、目指す道を切り替えてもらうという。日体大カットラインと言って、目標に到達できなかった選手は引退しなければいけず、練習にも参加できない。しかしその学生が野球部を支える側に周り、野球に関わる全ての分野の部署を作り、運営していくという。また選手引退を言い渡されても退部する部員はほぼいない。佐竹さんもその一人で選手のトレーニングメニューを決めるなどの立場に。今は高校野獣の監督をしたいと考えているという。またマネージャーを統括しているのは四年生の角田さん。野球部の窓口で席にのあるポジション。電話対応や目上の人との接し方など社会に出ればそのまま通用することばかりで今やっていることには感謝しか無いという。