選挙妨害事件で3人が逮捕されたつばさの党が会見を開き、代表の黒川敦彦容疑者が都知事選に出馬することを表明した。会見で外山まき代表代理は他陣営への妨害行為について謝罪する場面もあったが、都知事選での選挙活動については「基本的に逮捕されないように今までつばさの党が主張してきたような前向きな活動をしていくつもり」などと話し、他の候補者の演説会場に行く可能性については今回は否定しなかった。日本大学法学部・安野修右専任講師は、「つばさの党が“合法”とするラインと、我々の“いい”とするラインが食い違っている」と指摘する。今回の都知事選をめぐっては、NHK党が選挙ポスターを貼る掲示板のスペースをまるで販売するかのような方針を打ち出している。これについて安野氏は「規制を強くする形ではない方法で公職選挙法を時代に合わせていく必要がある」と話している。