1962年に開通した首都高。来年10月から利用料金を値上げすることを決めた。普通車は1kmあたり約3円、10%の値上げ。20km走行すると880円で70円高くなる。首都高速道路・寺山徹社長は「やむをえない苦渋の判断をさせていただいた。コスト削減努力、経営努力も非常に限界にきている」と述べた。昨今の物価高による維持管理費の高騰が背景にある。ここ10年で1.4倍にまで膨らんでいる。首都高は今回の引き上げによって今後5年間の安定利用ができるとしているが、5年後以降については現在確保できていない状況だという。物流を支えるトラック業界への影響も避けられない。日本大学交通システム工学科・小早川悟教授は「物流事業者も輸送費に値上げ分を乗せたいと思うが、荷主がオッケーするかどうか。製造業やサービス業がどう反映させていくか」と指摘した。首都高は物流への対策として「大口・多頻度割引」や「都心流入割引」を2031年3月まで継続する。
