南海トラフでは陸側のプレートが海側のプレートに押され続け歪みを蓄積させている。約100年~150年感覚で繰り返し巨大地震を引き起こしてきた。南海トラフ巨大地震が今後30年以内に発生する確立は70~80%。国の想定では最悪の場合、激しい揺れや大津波で被害をうけるのは30都府県、死者は最大32万3000人。南海トラフの半分だけが最初に割れるケース「半割れ」が起きると、隣接するエリアで再び巨大地震が起きる可能性が高まり社会全体に不安が広がる。経済損失は過去の災害で経験のない規模になるとみられ、その額は最大134兆円にのぼることが明らかになった。