米の味や香りなどを審査する日本穀物検定協会「食味ランキング」が発表された。今年は全国143銘柄のうち5段階評価で最高ランクの特Aには北海道産「ゆめぴりか」、新潟県魚沼産「コシヒカリ」など39銘柄が選ばれた。一方、作付面積の減少や猛暑などの影響で去年、特Aに選ばれた3銘柄が選ばれなかったことから11年ぶりに特A銘柄の数が40を割る形となった。残暑の厳しかった九州などの西日本でランクを落とした銘柄が目立った。「特A」39銘柄のうち23銘柄は高温に強い品種の米で猛暑に備えて田んぼの水をかけ流したり収穫を早めたりする対策が食味の改善につながった。