日銀総裁に植田和男氏が就任して9日で1年。金融政策運営についての評価をエコノミストに100点満点で聞いた。回答者の平均は77点と市場の混乱なく政策修正を進めた手腕に高い評価が集まった。一方、日米の金利差を背景とする円安進行によって個人消費に悪影響を与えた点が課題だとの指摘も出た。市場の関心は早くも年内の追加利上げの是非に向かっていて、大半のエコノミストは今年中の追加利上げを見込む。2年目に入る植田日銀は2%の物価安定目標の持続的な達成に向け、引き続き難しいかじ取りを担う。(日経電子版)
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