コリアレポート編集長・辺真一、ジャーナリスト・五味洋治の紹介。戒厳令とは、韓国憲法第77条より、大統領は戦時、事変またはこれに準ずる国家非常事態に宣布することができる、言論、出版、集会、結社の自由などに関する特別な措置をとることができる。韓国の戒厳令は、非常戒厳と警備戒厳の2種類。尹錫悦大統領は、軍の統制がより広範囲に及ぶ非常戒厳令を宣布。コリアレポート編集長・辺真一は、「非常戒厳の方が圧倒的にグレードが高い」とコメント。非常戒厳令の措置内容について解説。違反者に対しては、令状なしに逮捕できる。韓国メディアの反応。中央日報社説「尹大統領、違法な戒厳、政治的、法的な責任を負うべき」。東亜日報社説「任期残り2年5か月で疑問を投げかけた“屈辱的セルフクーデター”」。ハンギョレ社説「違法なクーデター、尹錫悦は退け」。コリアレポート編集長・辺真一は、「(尹錫悦大統領は)人の話を聞かないという声も多いし、“素人の政治家、素人の大統領”という批判は根強い」とコメント。
戒厳令、尹錫悦大統領の本気度は。おととい午後10時23分〜、尹錫悦大統領が緊急談話生中継を開始。談話の最後に「非常戒厳」宣言。午後10時56分〜、最大野党「共に民主党」・李在明代表がライブ配信で、戒厳令を解除するため議員を国会に緊急招集。午後10時49分、与党「国民の力」・韓東勲代表は、「大統領の非常戒厳令宣布は誤っている、国民と共に防ぐ」と戒厳令に反対する立場を表明。午後11時4分、議員らの出入りを防ぐため、警察のバスなどが国会の出入り口を封鎖。きのう午前0時7分、戒厳軍がヘリコプターで到着、国会への突入を試みる。午前0時22分、武装した戒厳軍が国会本庁舎の出入り口を封鎖。すでに国会内にいた職員らがバリケードを作り戒厳軍の突入を阻む。午前0時45分、戒厳軍が窓を割り本庁舎に突入、抵抗する職員らと衝突。
窓ガラスを割り、国会に侵入する兵士たち。非常戒厳が解除されるまでの間、軍のヘリコプターは、20回以上旋回し国会の敷地に兵士を運んだ。しかし、兵士たちにはある不自然さ。弾倉を抜いたままのライフルが見受けられ、模擬弾の青いマガジンを胸に刺している兵士も。実弾は使わないという意図なのか。聯合ニュースによると、正当性にかける戒厳宣言に対し、現場指揮官の懐疑的な判断があったとの見方が出ている。ジャーナリスト・五味洋治は、「これだけの規模の衝突でけが人も発表されていない、兵士もこの作戦に乗り気ではなかったのでは」とコメント。
韓国国防省によると、今回の戒厳令を尹錫悦大統領に提案したのは、金龍顕国防相だと明らかにした。尹錫悦大統領と金龍顕国防相は、同じ高校出身(金氏が1年先輩)。信頼できる仲間とごく小数の側近だけで計画を進めた可能性。8月下旬には野党議員らから尹錫悦大統領が“戒厳令”を計画しているとの指摘。9月の国会で、金龍顕国防相が戒厳令疑惑を否定。ジャーナリスト・五味洋治は、「金国防相は陸軍出身で、対北朝鮮政策ではかなりの強硬派、韓国の核武装を支持している」とコメント。
戒厳令、尹錫悦大統領の本気度は。おととい午後10時23分〜、尹錫悦大統領が緊急談話生中継を開始。談話の最後に「非常戒厳」宣言。午後10時56分〜、最大野党「共に民主党」・李在明代表がライブ配信で、戒厳令を解除するため議員を国会に緊急招集。午後10時49分、与党「国民の力」・韓東勲代表は、「大統領の非常戒厳令宣布は誤っている、国民と共に防ぐ」と戒厳令に反対する立場を表明。午後11時4分、議員らの出入りを防ぐため、警察のバスなどが国会の出入り口を封鎖。きのう午前0時7分、戒厳軍がヘリコプターで到着、国会への突入を試みる。午前0時22分、武装した戒厳軍が国会本庁舎の出入り口を封鎖。すでに国会内にいた職員らがバリケードを作り戒厳軍の突入を阻む。午前0時45分、戒厳軍が窓を割り本庁舎に突入、抵抗する職員らと衝突。
窓ガラスを割り、国会に侵入する兵士たち。非常戒厳が解除されるまでの間、軍のヘリコプターは、20回以上旋回し国会の敷地に兵士を運んだ。しかし、兵士たちにはある不自然さ。弾倉を抜いたままのライフルが見受けられ、模擬弾の青いマガジンを胸に刺している兵士も。実弾は使わないという意図なのか。聯合ニュースによると、正当性にかける戒厳宣言に対し、現場指揮官の懐疑的な判断があったとの見方が出ている。ジャーナリスト・五味洋治は、「これだけの規模の衝突でけが人も発表されていない、兵士もこの作戦に乗り気ではなかったのでは」とコメント。
韓国国防省によると、今回の戒厳令を尹錫悦大統領に提案したのは、金龍顕国防相だと明らかにした。尹錫悦大統領と金龍顕国防相は、同じ高校出身(金氏が1年先輩)。信頼できる仲間とごく小数の側近だけで計画を進めた可能性。8月下旬には野党議員らから尹錫悦大統領が“戒厳令”を計画しているとの指摘。9月の国会で、金龍顕国防相が戒厳令疑惑を否定。ジャーナリスト・五味洋治は、「金国防相は陸軍出身で、対北朝鮮政策ではかなりの強硬派、韓国の核武装を支持している」とコメント。