岸田総理大臣はG7サミット(主要7か国首脳会議)など一連の外交日程を終え先ほど羽田空港に到着した。明日からは残り1週間となる終盤国会の対応に臨む。イタリアで開かれたG7サミットに出席した岸田総理は、主な成果として経済安全保障を巡り対中国で一致できたことを強調した。明日からは再び内政に集中するが、旧文通費を巡っては自民党と日本維新の会が法整備に取り組む合意文書を交わしたものの、その後自民党側が「日程的に厳しい」との認識を示し、維新が強く反発。政治課題の先送りに厳しい目を向けられることが予想される。内閣支持率の低迷も続いているが事態を打開するための解散総選挙や改造人事の可能性については「今は考えていない」と従来の答えを繰り返した。自民党総裁選での自身の再選も不透明な状況で岸田総理は厳しい政権運営を迫られている。
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