ロサンゼルスで「アニメエキスポ」が開幕。去年はのべ40万人以上が来場した北米最大級のアニメイベントで、今年も多くのファンが集まっていた。コスプレイヤーに人気のフォトブースでは、写真を撮る多くのファンの姿が見られた。北米のアニメ産業はコロナ禍の在宅生活でさらにファンが増えたと言われていて、市場規模は今後ますます拡大していくことが予想されている。しかし会場では、トランプ政権の政策の影響も出ていた。ゲームやアニメのキャラクター商品は中国製が多く、関税の影響を受けていた。コスプレイヤーの衣装も、以前よりずっと高価だという。一方で、日本のアニメ作品自体にはビジネスチャンスが広がる可能性があるという。JETROロサンゼルスの滝澤慶典次長は「アニメはデジタル配信のため、グッズ等と違い関税がかかっていない。市場が拡大する大きなチャンスになる」などと話した。トランプ大統領は外国映画を対象に100%の関税を課すことも検討していて、日本のアニメカルチャーにどのような影響を与えるのか注視が必要。