昨日夕方、財務省の神田財務官・金融庁の栗田長官・日本銀行の清水理事が集まって三者会合を行い、円安の進行について「過度な変動は望ましくない」との認識を共有した。会合後に神田財務官は為替介入について、「いきすぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せずに適切な対応を取る」と強い口調でけん制した。昨日の外国為替市場では1ドル=151円94銭を一時下回り、約33年8か月ぶりの円安ドル高水準となっていたが、三者会合後は政府・日銀による為替介入への警戒感から円が買われ、円相場は一時1ドル=151円10銭近辺まで円高になった。