国内旅行も高騰している。国内のホテル代金は2年前に比べて24%アップしている。背景にあるのはインバウンド需要の増加、今年3月の訪日外国人旅行者は308万人で過去最多となった。いま人気なのはキャンピングカーのレンタルやシェア、今年7月・8月の予約は去年の2倍だったという。ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんは円安だからこその発見がポイントだという。円安で家計が苦しいからこそ、新しい視点で新しい楽しみを生み出せるようになると話した。一方で上場企業の昨年度の業績は最終損益の合計がプラス48兆8466億円と推計され、3年連続で過去最大。背景には日銀の異次元緩和の開始と合わせるように円安が進み、上場企業の業績が上がってきた。家計負担が重いのは、円安による恩恵格差があるとみられる。円安の背景の一つに日米の金利差がある。日米の金利差が円を売る動きにつながっている。デジタルサービスは家計の見直しをする際には指摘されやすい、コロナ禍で在宅勤務が定着したことでデジタルサービスを利用することで効率よく仕事ができるようになるということもある。
円安が進んだことで、円の価値が下がって日本が海外からモノを買う力も低下している。2024年のビッグマックの価格で1位はスイスで1206円、日本は45位の450円。2004年には日本は16位だったので、この20年で順位を下げている。日本の1日の賃金で買えるビッグマックの数、2005年ごろと比べて20個以上も減っている。これはモノの値段の上昇に賃金の上昇スペースが追いついていないということ。実質賃金は今年3月まで24か月連続でマイナスとなった。今年の春闘では5%超の賃上げが行われた。
円安が進んだことで、円の価値が下がって日本が海外からモノを買う力も低下している。2024年のビッグマックの価格で1位はスイスで1206円、日本は45位の450円。2004年には日本は16位だったので、この20年で順位を下げている。日本の1日の賃金で買えるビッグマックの数、2005年ごろと比べて20個以上も減っている。これはモノの値段の上昇に賃金の上昇スペースが追いついていないということ。実質賃金は今年3月まで24か月連続でマイナスとなった。今年の春闘では5%超の賃上げが行われた。