昨日、政府日銀が3兆円規模の為替介入に踏み切った可能性があることが分かった。外国為替市場では昨夜、1ドル=157円台前半まで、4円以上急速に円高が進んだ。日銀が先ほど公表した統計では、来週16日、火曜日における当座預金残高の見通しで、財政等要因の増減はマイナス3兆1700億円だった。市場が予想したプラス2000億円から4000億円を大幅に下回っていることから、差額である3兆円程度が為替介入の際に円買いの元手になったと推測される。財務省の神田財務官は介入の有無についてコメントしていないが、市場では介入した事実を明らかにしない「覆面介入」を行ったとの見方が広がっている。