ISM製造業景気指数について、棚瀬順哉さんがスタジオで解説。「市場予想より若干弱い数字。新規受注と生産は弱く、雇用は反発とまちまちの結果。足元の経済指標は全般に言えることだが、9月FOMCでの利下げ幅への影響、先行きの利下げ見通しへの影響が市場の動きにとっては重要。今回のISM製造業は、マイルドなリセッションシナリオと整合的な結果。市場はすでに年内100ベース強の利下げを織り込んでいるので、結果発表後もそれほど大きな動きはなかった。市場へのインパクトも限定的」と話し、、ドル円145円台まで下落したことについてISMの影響ではない?と聞かれ、棚瀬さんは「安値を付けたのはISM発表直後だったが、それまでにかなり下がっていた。円高の大部分は東京時間におこっている。はっきりした材料はなかったが、日銀・植田総裁が経済財政諮問会議で利上げ継続を示唆する発言があったのも円買い材料視されたのでは」と答えた。