IMFナンバー2の筆頭副専務理事・ギータゴピナート氏に聞く。Q.世界経済の不確実性が高まる中で日本が利上げに動くのはリスクでは。「日銀の政策は日本経済の動向を踏まえると適切なものだ。インフレや賃金上昇、2%の物価目標の持続的達成が期待される中で金融緩和を縮小させるのは適切」。Q.日本経済の脆弱性、耐久性をどう見るか。「日本経済は新たな均衡に向かっていると考える。日銀の目標を上回るインフレが3年ほど続きそれが持続しそうな良い兆しが見えている。賃金や家計の所得も増えていき個人消費の回復も促されるだろう」とコメント。