SMBC日興証券・野地慎さんが電話で解説。野地さんのドル/円予想レンジは、148.90円~150.50円。野地さんは「本日は月末となりますので、年金のリバランスなどに伴って値動きが大きくなる可能性がある。1月のアメリカ個人消費支出データに注目。サービス消費も弱かったとの結果が得られれば、アメリカ金利低下、ドル安の材料になりそう。」と話した。注目ポイントは「国内要因での円高は限界に近い」。野地さんは「半年に1度程度のペースで日銀が利上げを続けていくとの思惑が強まったことで円高が進んだともいえそう。」だと見解を示した。日本消費者態度指数をみても、ここ1年は低下傾向にあるという。「最近の弱い消費に鑑みれば、物価高が経済成長に基づいた健全なものとも言い難い。ここから連続的な利上げを織り込み、実質金利が0を超えて上昇するとのシナリオには限界があるともいえそう。ドル円が一気に145円を目指すのは少なくとも日本の要因では難しく、しばらくは150円前後で推移すると予想される。」と話した。