日銀の審議委員に新たに就任した小枝淳子氏がきょう、記者会見し、今後、金融政策の運営に関わるにあたって研究者としてのノウハウを生かしていきたいと抱負を語った。小枝氏はマクロ経済学や国際金融が専門でIMF=国際通貨基金でエコノミストを務めた他、今月まで早稲田大学で教授を務めていた。会見では日本経済について懸念している点も問われた。小枝氏の就任で1998年の新日銀法の施行以降、初めて女性の審議委員が同時に2人となる。小枝氏は来月30日から行われる次回の金融政策決定会合から参加し、どのような判断をするか注目される。