グーグル検索、Instagram、YouTubeなどスマートフォンを世界をつないでいるのは「海底ケーブル」。約40年前、国際通信はインターネットの登場で利用が急増した。海底ケーブルの距離は地球37周分、国際通信の99%を海底ケーブルが担っている。近年はAIの登場で爆発的に需要が増えている。NECは国内で唯一、海底ケーブルを製造しており世界シェアはフランス「ASN」、アメリカ「サブコム」に次いで第3位。NECグループ・OCC・川上浩社長は「ダブルアーマーは重い」「中継機を接続して結局1万kmという距離になる」とコメント。ケーブル内には通信の要である光ファイバーが入っている。海底ケーブル1本の通信料は1ペタ単位(ギガ100万倍)、衛星160機と同じ通信量。ケーブルは、ねじれを防ぐためすべて人力で巻いているという。
日本に5隻ある海底ケーブル専用船で海底ケーブルを敷く。浅瀬の岩場では人が海に潜って作業し、あらかじめ設置されている保護パイプにケーブルを入れる。NTTワールドエンジニアリングマリン・桜井淳船長によると「(ケーブルが切れた時は)富士山の2倍くらいの所から、いかりを海底におろしてケーブルを引っ掛けて巻き上げる」。太平洋の水深8000mの場所でケーブルが切断された場合、まずはGPSで場所を特定し6時間かけていかりを海底におろし、海底ケーブルを引っ掛けて半日かけてひきあげる「世界一難しいクレーンゲーム」だという。引っ掛けたケーブルが外れたら「やり直し」。世界最先端の通信を支えているのはアナログな作業。三菱総研によると、海底ケーブルの破損原因の約66%は漁業や船の錨など「人の活動」によるもの。意図的に切断しようとした場合、防ぐのは困難だという。日本は海底ケーブルの拠点として重要な場所。慶応義塾大学・土屋大洋教授は「アメリカ西海岸から繋がっているケーブルは直接、日本の千葉県や茨城県に繋がる。そこから台湾、香港、東南アジアの方に海底ケーブルが繋がっていく。日本はアジアの玄関口(ゲートウェイ)になっている」と話す。海底ケーブルは世界では少なからず政府の支援を受けているが日本はケーブル製造~修理を民間に任せきり。土屋教授は「海底ケーブルは不可欠な重要インフラ。日本政府が市場の問題と放置すると必ずしも競争に勝てないかもしれない」と指摘。
日本に5隻ある海底ケーブル専用船で海底ケーブルを敷く。浅瀬の岩場では人が海に潜って作業し、あらかじめ設置されている保護パイプにケーブルを入れる。NTTワールドエンジニアリングマリン・桜井淳船長によると「(ケーブルが切れた時は)富士山の2倍くらいの所から、いかりを海底におろしてケーブルを引っ掛けて巻き上げる」。太平洋の水深8000mの場所でケーブルが切断された場合、まずはGPSで場所を特定し6時間かけていかりを海底におろし、海底ケーブルを引っ掛けて半日かけてひきあげる「世界一難しいクレーンゲーム」だという。引っ掛けたケーブルが外れたら「やり直し」。世界最先端の通信を支えているのはアナログな作業。三菱総研によると、海底ケーブルの破損原因の約66%は漁業や船の錨など「人の活動」によるもの。意図的に切断しようとした場合、防ぐのは困難だという。日本は海底ケーブルの拠点として重要な場所。慶応義塾大学・土屋大洋教授は「アメリカ西海岸から繋がっているケーブルは直接、日本の千葉県や茨城県に繋がる。そこから台湾、香港、東南アジアの方に海底ケーブルが繋がっていく。日本はアジアの玄関口(ゲートウェイ)になっている」と話す。海底ケーブルは世界では少なからず政府の支援を受けているが日本はケーブル製造~修理を民間に任せきり。土屋教授は「海底ケーブルは不可欠な重要インフラ。日本政府が市場の問題と放置すると必ずしも競争に勝てないかもしれない」と指摘。
