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「日立製作所」 のテレビ露出情報

京都・清水寺の大講堂にとある企業の社長が現れた。目的は「日本婿経営者フォーラム」。カステラでおなじみの「文明堂東京」の社長・宮崎進司(49)。「婿経営」とはファミリー経営の娘婿が社長を継いで会社経営をすること。主催者に会の目的を聞くと「自分も婿経営者だが、全国で婿経営者が集まった会がない事に気づいて、相談や悩みを打ち明ける場があれば良いなと思ってやった」と話す。参加者の婿経営への思いも様々。しかし会場を清水寺にした理由は「婿になるということはある意味清水の舞台から飛び降りるくらい判断が厳しいから」とのこと。開催日の6月5日は「ムコの日」だそう。この日、自身の体験を赤裸々に披露したのはうどんすき発祥の店として250年以上の歴史を誇る「美々卯」の婿経営者・江口さん。さらに清水寺の僧侶による事業承継の心構えや、専門家による学術的視点からの「婿経営講義」。いまそんな婿経営がビジネス界で注目されているという。文明堂東京社長の宮崎さんはどんな婿経営の道を歩んできたのか。宮崎進司のプレイングマネージャーの岐路、その波乱の半生に迫る。
長寿企業を生み出すファミリー企業だが、一方で長年後継者問題も抱えている。創業家以外の人材に経営を委ね、然るべき時に再び創業家が経営を掌握ケースがあったり、女性の社会進出が一般化したいま、創業家出身の女性社長も多く生まれている。一方でかねてからよくあるケースが「婿経営」。創業家の娘婿を後継者にし、事業を存続する経営。そんな婿経営者の1人として今回取り上げるのが120年以上の歴史を誇る老舗、カステラでおなじみの「文明堂東京」の宮崎進司社長。宮崎産は思わぬことがキッカケで文明堂の娘婿となり、30歳という若さで社長を継いだ。宮崎さんは社長になった3年後に日本橋本店をリニューアル。「文明堂」で長年愛され続けてきたカステラだが、見た目は同じでも種類は色々ある。「特撰五三カステラ」は数字に秘密がある。使用する卵の割合が卵黄5:卵白3だそうで、「卵黄をより多く加えることで深いコクと見た目の黄色さで更に美味しくなる」とのこと。さらに烏骨鶏の卵を使った高級カステラ「希翔」も。自慢はカステラ以外に「バームクーヘン」も。伝統を活かしながら宮崎さんは伝統の菓子に革新を取り入れてきた。例えば「おやつカステラ」は手土産として使われていたカステラ需要を子ども・家族向けの自宅土産へと用途を広げた。また、夏に向けて入成分を加えることで固くならず、かつしっとり味わえる「文明堂のカステラ はちみつレモン」も。そもそもカステラは糖質・タンパク質などエネルギー源が豊富なお菓子。そこに目をつけた宮崎さんは2年前に画期的な商品を生み出した。その商品を愛用しているという人物がフィギュアスケーターの樋口新葉さん。2022年・北京五輪の団体戦で銀メダルを獲得したトップフィギュアスケーター。樋口さんが推している「V!カステラ」の特徴は、従来のカステラより細いフォルム。水分量を変えずに圧縮することで従来の栄養価を維持したまま口の中がぱさぱさにならず食べやすくなった。これまでとは一線を画したやり方で新たな文明堂を作りあげてきた宮崎さんだが、ここにたどり着くまでの道のりは困難な岐路の連続だった。
文明堂は1900年に長崎で創業。創業者の弟・宮崎甚左衛門は独立後、1922年に東京に進出。その後、百貨店に出店すると、客の前で切り分けて販売する日本初の実演販売が評判を呼んだ。そして甚左衛門は子どもたちにのれん分けをし、それぞれ独立した会社として運営させた。そんな文明堂が全国各地で人気を呼んでいた頃、宮崎さんは3人きょうだいの次男として誕生。当時の名前は大野進司。父親は警察に勤めていた。特に夢もなく一橋大学を卒業すると、大手電子メーカー「三菱電機」に入社、半導体部門の営業担当に就いた。出世にもさほど興味はなく、ただ目の前の仕事をこなす毎日だったという。そんな宮崎さんが仕事に情熱を傾け始めたのが入社5年目。三菱電機と日立製作所が半導体事業を統合した会社「ルネサス テクノロジ」を設立することに。宮崎さんはその統合に向けた事業に参加することとなった。しかしそこから宮崎さんは運命という激しい渦潮に飲み込まれていくこととなる。きっかけは当時交際していた動機の社員・宮崎藍さん。2人はいよいよ結婚という流れになったが、藍さんから思いも寄らない事実を打ち明けられる。藍さんの父親はのれん分けされた文明堂の中でも主力の1つ「文明堂新宿」の社長だった。きょうだいがいないことは知っていたが、深くは知らず、個の時に突然「後継ぎになる可能性」が出てきた。当時28歳の宮崎さんが直面した岐路は、文明堂の跡継ぎを視野に入れて入社するのか、そのまま「ルネサス」に残って働く道を選ぶのか。その答えを宮崎さんは藍さんの父を訪れて直接話した。「大野のままでいかせて下さい」と伝え、「いいよ」と言ってもらえたという。そんな宮崎さんの決断について藍さんに聞くと「そうかなと思った。そうだよねって。父の社長業が大変だったことも分かっていたし、会社経営するのが難しいのを子供の時から見ていたから」などと話す。
宮崎さんと藍さんは2003年に結婚。宮崎さんはそのまま「ルネサス」に身を置き充実したビジネス人生を歩んでいく。その頃の宮崎さんをよく知るのが三菱時代の同期で現在は世界的半導体メーカー「インテル」日本法人で社長を務める大野さん。大野さんは「半導体事業をやるなかで宮崎は中心的なところにいたし、そのまま会社に残って仕事をするという決意でやっていたように見えた」と話す。結婚から2年後、宮崎さんの運命は想像し得ない方向へと動き始める。藍さんの父親が病で倒れた。それにより宮崎さんの考えに変化が現れていく。2006年、宮崎さんは意を決して「ルネサス」を退職し「文明堂新宿」に入社。その決断に妻・藍さんは「ありがたいと思いました。大変なのは分かっていたので」などと話す。しかし入社初日、1本の電話が宮崎さんの心を大きく揺さぶった。それはホテル「センチュリーハイアット」で開かれる株主総会の日。宮崎さんは取締役としてのお披露目もかねて出席することとなり、近くの公園でスピーチの練習をしていた。するとそこに社長秘書から電話が入り、「突然ですが大野さん。あなたがきょうから社長です。つきましてはきょうの株主総会は大野さんに仕切っていただきますのでよろしくお願いいたします」と伝えられた。それは秘書を介した社長からの後任オファーだった。
宮崎さんの前に再び現れた岐路。30歳で文明堂の社長になるのか、それとも「社長はまだ早い」と固辞するのか。宮崎さんは「取締役となった以上はいつかは社長にならなくてはいけないのもあり得る。ただそれは能力が関係するのでどうなるかわ分からないながらも、『大きな運命の中で決まっているのでは』みたいな思いにだんだん変わっていった。株主総会の部屋に入って『はじめまして。きょう社長になるものです』と言い、そこでバタバタと人生が変わっていったという感じ」と話す。成り行きに翻弄されながら2006年、宮崎さんは正式に「文明堂新宿」の社長に就任。しかし突然社長として入ってきた宮崎さんに戸惑いを隠せない社員も。当時文明堂新宿の営業部長だた肥留間さんは「第一印象は、髪の毛ツンツンしていて『なんだこいつ』と思った。若造ですよ。大丈夫か?って不安だったけど、初めて話すと『色々教えて下さい』って謙虚に。もう話をした瞬間に『ああ この人大丈夫だ』と思った。ただ、私より大先輩がいたので苦労されたと思います」と話す。そんな周囲を納得させるにはとにかく一から修行を積むしかなかった。まず宮崎さんは文明堂の工場の近くにマンスリーマンションを借り、職人の元でカステラづくりの修行に励む。次は店頭に立って販売を学んだ。さらに宮崎さんは自身の最大の弱点を克服すべく学校にも通った。当時緊張しがちで人前で話すことが苦手だった宮崎さんは「日本話し方センター」でトーク力を磨いた。もがき続けながら必死に前に進んでいく当時の宮崎さんについて藍さんは「大変さをあまり見せないようにしていた。夜中に目が覚めて隣を見ると目がギンギン。『仕事が大変なんだな』と思った」などと話す。そんな宮崎さんに一世一代のおお仕事が降りかかる。それは暖簾分けした全国6社の文明堂の東京エリアを1つにまとめようという一大統合プロジェクトだった。同じ文明堂ながら客の奪い合いで売り上げを落とし、3社もろとも赤字転落していた。そこで宮崎さんはまず新宿と日本橋の合併から動き出す。本社は当時自社ビルだった日本橋に置き、社名は「文明堂東京」にすることでお互いに合意。さらに主力商品のカステラも商品名とパッケージは新宿のカステラを踏襲、レシピは日本橋のカステラを使用。両者のプライドを守りながら折り合いをつけた。こうして日本橋との統合に道筋をつけた宮崎さんは2010年に「文明堂東京」の社長に就任。後に銀座も統合し、見事大役を果たした。しかし宮崎さんにはファミリー企業を承継するうえでもう1つの難題が待ち受けていた。
難題とは「改姓」。宮崎さんは「苗字は変えないとの許可を得て大野姓のまま結婚した。ただ、文明堂に入るといわゆる”老舗”と言われる企業で苗字=同じ氏で継いでいくことの重要性を徐々に感じてくる。入社から数年で『宮崎姓にしたい』と思い始めた」と話す。そこで会長夫婦の養子となり「大野」→「宮崎」に改姓することを決意。さっそく実の両親に報告に出向くと両親は「それはダメだ!」「苗字は変えない約束だった」と猛反対。反対の理由は婿養子になって苦労している人を身近で見てきたからだという。ここで現れた岐路は「両親の反対を押し切って改姓」or「両親の了承を得るまで改正しない」。宮崎さんが出した答えは「誰かが不幸になることではないので、しばらく待とうと思った。『はい、分かりました。じゃあやめます』と。それから何回かチャンスがあったが断念した」とのこと。その後、宮崎さんが苗字を変えたのには涙のワケがあった。

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