きょう、日経平均株価は、3万8807円で取引を終えた。日本とアメリカの金利差からくる円安が、輸出関連企業の業績を押し上げてきたが、日銀がマイナス金利解除を決めた場合、円高にふれる可能性がある。先週、日銀の審議委員の発言を受け、市場が反応し、円相場は一時146円台をつけ、円高が進んだ。さらに今週に入り、株価は一時1200円近く下落する場面もあった。円高は、企業にとっては、利益が減るかたちとなり、短期的には、株価は大きく下落する可能性がある。きょうは、UAゼンセンがパートタイム組合員の平均賃上げ率が6.45%で、過去最高になったと発表した。あすは、春闘の賃上げ率が去年を上回ったかどうか、第一回集計が発表される予定で、その結果を受けた日銀の判断ニ注目が集まっている。