韓国の尹錫悦大統領は29日の記者会見で、公的年金制度を抜本的に改革すると表明。韓国政府は急速な少子高齢化のあおりで30年後の2055年に年金の積立金が枯渇すると推計。韓国の保健福祉省は去年国民年金の単年度収支が2041年に赤字に転じ積立金の取り崩しが始まると推測。積立金は2040年の1755兆ウォン、およそ190兆円をピークに急減し、わずか15年後の2055年に消失すると予測。尹大統領は法改正を伴う年金制度の改革に意欲を示し年金制度を将来にわたり維持できる方策を整え国民年金への信頼を取り戻すと強調。(日経電子版)