注目の雇用統計の発表を受け市場が反応。昨日の日経平均株価は四半期決算で中国事業が不振だったファーストリテイリングが終日、大幅安となり、相場を押し下げた。終値は414円安い3万9190円だった。夜には市場関係者が注目する米国の雇用統計が発表。ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏も驚いたのが「非農業部門雇用者数の伸びは25万6000人。11月の22万7000人を上回る規模。思った以上に強い。米国の労働市場は相当しっかりしている」と語った。雇用統計は市場の予想を大幅に上回る堅調な内容で、FRBの利下げペースが鈍化するという見方が広がった。これを受けて米国株は大幅に下落。日経平均先物も一時500円以上値を下げた。週明けの日本株にも、マイナスの影響を与える可能性がある。