NYダウの7日ぶりの小反発を手がかりに今朝の日経平均116円高でスタート。ただ、NASDAQが3日続落したことなどもあって取引開始直後を高値に下げに転じた。アメリカ長期金利の上昇で為替はさらにドル高円安が進行。建設・小売など内需関連株が売られた他、中国関連株なども下げに転じ、一時300円以上下げる場面もあった。日経平均先物3万8380円。TOPIXも3日続落している。午前のマーケットについて和島さんが解説。S&P 500とNASDAQはマイナスのままということで背景としては押し目買いが入っている一方でパウエルFRB議長の「利下げは先」との発言をしていたとのことがあって10年債利回りは4.66%にまで上昇とあって相対的に株の魅力が低下するような展開になってきている。一方で日本は手がかり材料が個別で乏しくて外部環境に振らされる展開にならざるを得ないというところでアメリカの今後の金利の先行き等々を考えると押し目を買う意欲はあるが上値は重いなという印象。ニトリHDは今日で7日続落。開発輸入ということで外で作って中に持ってくるので円安デメリットという話だが、第三四半期の決算の段階で155円でも利益を出せる態勢にすると会社がコメントしていたが、接近してきてしまっていて為替を警戒するような動きにならざるを得ない。そしてレゾナック・ホールディングスは5年ぶりの高値をつけている。12月本決算だが第一四半期の決算を前に24年12月期の業績を大幅上方修正ということで中身を見ると営業利益280億計画だったのが470億にしているが、半導体の材料のところが非常に順調だというふうに会社が説明しており、これはサプライズのある上方修正だったとのこと。