台湾総統選で勝利した与党・民進党の頼清徳氏は、さっそく日本やアメリカの要人と相次いで面会。一方で、台湾と断交する動きも出ている。頼清徳氏は、現在の蔡英文政権同様、中国と距離を置き、圧力には抵抗する方針だ。頼氏が、選挙翌日のきのう面会したのは、日華議員懇談会に所属する日本の国会議員らだった。アメリカの超党派の議員団も、おととい台湾に入った。台湾外交部は、南太平洋のナウル共和国が台湾との外交関係を断絶すると通告されたと明らかにした。台湾が外交関係を有する国は、12カ国に減少した。中国外務省の報道官は、ナウル政府の決定を称賛し、歓迎すると表明。アメリカの議員団の台湾訪問に対して、アメリカがいかなる形や口実で台湾に干渉することにも断固反対だと反発した。