物流業界の深刻な人手不足に、トラックメーカーも新たな対応を始めた。いすゞ自動車が新たに投入したのは、車両の総重量が3.4トンの「普通免許」で運転できる小型トラックで、オートマチック車となっている。小型トラックは、2トンクラスと呼ばれる総重量4.5トン〜4.9トンまでの車両が数多く使われているが、2017年の道路交通法の改正で準中型となり、改正以降に普通免許を取得した人が運転できないことが課題だった。一方、日野自動車は、大型と中型のトラックで運転支援機能を強化している。車線変更をする際に、後方の車両を検知して警告音でドライバーに知らせるシステムなどをことしから標準で搭載している。運転経験の浅いドライバーを支援することで、人手不足の緩和につながることを期待している。