3年前飲食チェーン店で働いていた男性は朝の開店準備中に突然倒れた。右半身にまひが残り会話が難しい状態になった。男性は調理や接客やバイトの管理などを1人で担っていて人手が足りない他店舗の応援にも動員され休みはほとんどなかったという。残業時間が80時間を超える月が続き労災に認定された。従業員の過不足指標によると特に飲食業などはマイナスが続きこれまでで最も深刻となっている。都内の労働組合にはコロナ禍明け以降飲食業界で働く人の相談が相次いでいる。社員の健康を守るために八王子の料理店ではコロナ禍では約40人で週6日で営業していたが経済活動の再開により客が戻り同じサービスを提供しようとすると社員の負担が多くなっていた。そのため定休日を週2日に増やし従業員の負担を軽減しようと考えた。単価を上げたことなどで収益を維持し従業員の健康確保にもつながっている。