明月院のそばに崖に掘られた大きな穴はやぐらと呼ばれる墓地。およそ900年前に明月庵の創建と同じ時期に作られたという。2体の如来像と、左右の十六羅漢像は、穴をくり抜きながら浮き彫りにしたもの。山に囲まれ、平地の少ない鎌倉ではこんな岩壁を作って墓地にしていた。鎌倉石と同じ砂岩で掘りやすかった。このようなやぐらは、鎌倉全体で数百あると言われている。中でも明月院やぐらは鎌倉最大の規模。
住所: 神奈川県鎌倉市山ノ内189
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