吉崎さんは「2024年始まってまだ3週間しか経っていないがいろんなことがありすぎる。通常国会の召集までには安倍派幹部が立件されるんじゃないか、でも派閥体制は無傷っていうのが事前の予想だった。しかしビックリすることに自民党の3つの派閥が解散してしまうという歴史的に考えても大変な変化が起きちゃっていて、とにかくビックリしたのが岸田首相があの大好きな大好きな宏池会を解散しちゃうという、そういうことするならこの人は全然めげていないということですよね。派閥の解散できる人が国会の解散を躊躇するとは思えないんですが、考えてみると6月に会期末になるんですが、会期末解散の可能性は無視できないと思う。3月の春闘で賃上げを確認、4月に日銀がマイナス金利解消、5月にデフレ完全脱却宣言、6月が4万円の減税もある。本人はおそらくそういうシナリオを考えていると思う」とコメントした。鈴木さんはアメリカ経済について「非常に強く、アメリカ経済を牽引しているのがマグニフィセント・セブンと言われるIT企業やサービス業セクターだと思う。アメリカ経済の見方もGDPが減速するがプラスを維持し、インフレも低下が落ち着いてくる、EPS成長率が加速していって、結局ソフトランディングか、中にはノーランディングと呼ばれる方もいらっしゃるくらい。ただ、リスクを過小評価しているのではないかという見方も持っておくべきだと思う。直近の雇用統計は強い結果が出ていたが、直近に発表されたISM非製造業指数の雇用の指数を見てみると、43.3というところまで急落しており、統計の中でも矛盾が出てきているので、これが続くようならサービスセクターの見方の修正、アメリカ経済の見立ての修正も入ってくる可能性があるので注意が必要」などと話した。