イギリスを公式訪問されている天皇皇后両陛下。番組は両陛下の留学時の友人らを取材。天皇陛下は長い間、お二人でのイギリス訪問に強い思いを滲ませてこられた。2001年にお一人でイギリス訪問をされた時は「次回は是非2人で一緒に来ることが出来たらと思っております」と述べられた。皇室とイギリス王室の交流は155年前から、ビクトリア女王の次男・アルフレッド王子が来日し、明治天皇が歓待したことに始まった。しかし第2次世界大戦で敵国となり、交流は途絶えた。戦後、その関係回復に大きな足跡を残したのが、エリザベス女王の戴冠式に昭和天皇の名代として参加された上皇さまだった。イギリス国内では日本に対する厳しい国民感情が色濃く残っていた。エリザベス女王は一緒に競馬を観戦するなど、上皇さまをあたたかく迎えた。天皇皇后両陛下にとっても、イギリスは留学生活を送った思い出の地となられた。両陛下はオックスフォード大学への留学経験をお持ちで、陛下のお妃候補として注目されたのもこの頃だった。陛下と大学生活を共に過ごしたフィリップ・ウィットモア氏やキース・ジョージ、雅子さまの友人の土地陽子氏が、その思い出を語った。