テニスの試合で熱戦を繰り広げているのは、世界を見据えた中高生たち。この大会を主催するのは、世界で活躍する日本男子No.1プレーヤー・西岡良仁選手。西岡選手は「16歳以下の8人限定の招待制の大会なんですけど、この1年間で結果を残した選手を上から順に選んでいっています」と話す。年間のおよそ9か月を海外で過ごす西岡選手は、帰国した際には時間を作って、自らスポンサーの元へ足を運んで大会の運営費などを集めているという。この大会で優秀な成績を収めた選手には、最大400万円の活動支援金や米国の有名スポーツ施設「IMGアカデミー」でのトレーニング参加券などが贈られる。大会の支援金などを利用して“若いうちから世界のレベルに触れてほしい”という思いで、日本に帰国した際には貴重な時間を若い世代のために使っている。西岡選手はこの大会を通じて“子供たちに伝えたいこと”について「テニスをずっと続けてほしいし、こういったところで得た経験を次につなげていけるような子供たちになってほしいなと思っています」などと話した。