第96回米アカデミー賞のノミネート作品が昨夜発表され日本から3作品が選ばれた。国際長編映画賞には役所広司がヴィム・ヴェンダース監督とタッグを組んだ「PERFECT DAYS」がノミネートした。この映画で役所は第76回カンヌ映画祭・最優秀男優賞を受賞している。オスカー受賞となれば、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」以来2年ぶりの日本映画受賞。長編アニメーション映画賞には宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」がノミネートした。この作品は日本映画として初めて第81回ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞を受賞している。宮崎監督のオスカーノミネートは4回目で、2003年の「千と千尋の神隠し」以来21年ぶりの受賞となるかが注目される。山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」は日本映画として初めて視覚効果賞にノミネートした。過去には「スター・ウォーズ」「タイタニック」「アバター」などが受賞している。最多ノミネートとなったのは「オッペンハイマー」で13部門にノミネートしている。授賞式は日本時間3月11日に行われる。過去に監督として視覚効果賞を受賞したのは「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリックのみ。山崎監督が受賞すれば55年ぶり史上2人目の快挙となる。