今回大きな争点となったのは、自民党の政治とカネの問題。1都6県では収支報告書に記載していなかった12人が立候補している。東京24区で自民党の公認を得られず無所属で立候補した萩生田さん、立憲民主党の元参議院議員の有田芳生が競り合っている。支持政党別の投票状況を示したグラフによると、萩生田さんは自民支持層の70パーセント代半ば、公明支持層のおよそ70パーセントなどから支持を得た。有田さんは立民支持層の90パーセント、無党派層のおよそ50パーセントから支持を得た。投票にあたり政治とカネの問題に考慮したかどうか考慮した人の中の50パーセントが有田さん、30パーセントが萩生田さんに投票。考慮しなかったと答えた人の60パーセントが萩生田さんに投票した。期日前投票の状況によると、前半は萩生田さんが上回ったが終盤にかけて有田さんと競り合う展開になっていった。東京11区は自民党の党員資格停止の処分を受けた下村元文部科学大臣の落選が確実になった。立民の元総務大臣補佐官、阿久津さんが当選確実になっている。下村博文氏は「わたくしの不徳と致すところ」と詫びた。東京1区は自民山田さんは選挙区のみの立候補、立民海江田さんがやや優勢。東京7区は自民丸川さんが立民松尾さんに敗れ落選が確実。東京17区は、自民から公認を得られなかった平沢元復興大臣がやや優勢。東京21区は、立民大河原さんが、自民から公認を得られなかった小田原元外務副大臣よりやや優勢。神奈川16区は、立民の前議員後藤さんが当選確実。自民義家さんは選挙区のみの立候補で落選確実。埼玉6区は立民大島さんが当選確実。中根さんは無所属で立候補のため落選確実。埼玉8区は自民、柴山元文部科学大臣が選挙区のみの立候補。立民の市来さんが競り合っている。埼玉9区は、自民大塚さんが選挙区のみの立候補。立民の新人杉村さんと競り合っている。埼玉13区は前議員の三ツ林さんは自民から非公認。国民の新人橋本さんがやや優勢。千葉3区の自民松野元官房長官は選挙区のみの立候補。立民岡島さんと競り合っている。