信長は岐阜城を拠点としていた時期がある。1574年の正月、信長は岐阜城での宴会で朝倉義景・浅井長政・浅井久政の黄金の頭蓋骨を家臣に見せた。浅井長政は滋賀県の北半分を支配していた戦国大名で、信長の妹の旦那だった。1570年、信長は朝倉義景と戦っていたが、長政に裏切られて京都へ逃げのびた。長政は織田家に取り込まれるのを恐れたのではないかという。「信長記」によると、長政の裏切りを知った信長は「嘘に決まっている」と言ったという。裏切りから3年、信長は浅井家を滅ぼし、長政を自害に追い込んだ。頭蓋骨を黄金にしたのは信頼する相手に裏切られたことがあまりにショックだったからかもしれない。キーワード2つ目は「が」、3つ目は「の」。