東京・築地市場跡地で計画されている再開発について、三井不動産などの事業者は約5万人を収容できる多機能スタジアムの建設を計画している。スタジアムの屋根は2枚の奥義が重なる形となっており、これは以前築地市場にあった貨物列車を引き込むために「扇の形」をしていたことに由来し、歴史や文化の継承と繁栄への願いが込められている。築地市場は2018年、老朽化によって豊洲に移転する形で閉鎖。現在は場外市場が多くの観光客で賑わいを見せている。三井不動産などの計画案ではスタジアムの他、高さ約210mの高層ビルなど9棟を建設する。2028年度から本格的な建設を始め、2030年代前半以降に順次開業する予定だ。
