韓国軍は北朝鮮軍の兵士数十人が、おととい午後0時半頃南北の軍事境界線を越えて韓国側に侵入していたことを明らかにした。韓国軍は警告放送を実施するとともに警告射撃を行い、兵士たちは北朝鮮側に戻っていったという。兵士たちは斧やツルハシを持ち作業を行う人員だったということで、韓国軍は「侵犯の意図はなかったと評価している」と説明している。北朝鮮がゴミをぶら下げた風船を韓国に向けて飛ばしたことを受け、韓国軍はおととい、南北の軍事境界線近くで北朝鮮に向け拡声器による宣伝放送を再開。北朝鮮側も対抗して、きのう宣伝放送を行うための拡声器を設置する動きを見せている。