国民的バンドDREAMS COME TRUE。吉田美和さん22歳、中村正人さんが29歳のときに結成。1989年に1stシングル「あなたに会いたくて」1stアルバム「DREAMS COME TRUE」を同時リリースでメジャーデビュー。ドリカムの愛称で幅広い世代で親しまれ、楽曲の全て作詞作曲を吉田さんが作曲を吉田さんと中村さんが行い、多くの名曲を生み出してきた。楽曲の良さ自体はもちろん、人によって思い入れのあるこよくが異なるというのもドリカムの魅力。その中でも特に有名な曲といえば。1組のカップルの恋愛模様が描かれた1989年発表の未来予想図II。吉田さんが高校時代に制作したというこの楽曲。ア・イ・シ・テ・ルのサインという歌詞がとくに有名だが。未来予想図は3部作でドリカムの歴史で大切な1曲だという。3部作すべてに登場する歌詞「ア・イ・シ・テ・ル」に込められた吉田さんの思い。中村さんもそれを間近に見ていて感じるものがあったという。ドリカムの楽曲は印象的なフレーズが多いことも大きな魅力。うれしい時悲しいとき様々なシチュエーションで聞きたくなる人気曲の数々とは言え、これまでの歩みがずっと順調だったわけではないという。1997年全米進出の夢を実現させようと日本の音楽業界から飛び出し、アメリカのレコード会社と契約・全米デビュー。しかし、2002年にアメリカのレコード会社から解雇され、全米進出は失敗に終わった。さらに3人から2人になったときにも苦労をしたことを中村さんは明かした。そんな酸いも甘いも経験した35年をともに乗り越えてきた吉田さんとの本当の関係とは!?中村さんは「吉田はアーティスト、僕はビジネス。僕は熱くなっちゃうタイプなので言い過ぎると半年ぐらい口をきいてもらえないこともあった。僕が謝って終わる」など伝えた。それでも解散せずに続けられたことについて「吉田の才能とか生み出すものを絶やすわけにはいかない」などコメント。吉田の作品を出し続けることが原動力になっているという。そんな2人が創りだすこだわりの世界観。多くの人を魅了し元気づけているドリカムだが、中村さんはアーティストとして全ての人に伝えたい言葉があるという。それが「生きるということ」だとコメントした。