ラーメン店「本気の焼豚プルプル食堂」ではラーメンの上に乗った分厚い焼豚が売り。この豚肉を巡りいま異例の事態に直面している。いま豚肉の価格が高騰しているという。市場の卸売価格の平均を示したグラフを見てみると、現在は1キロあたり831円となっており、4月の初めと比べると258円高くなっている。800円を超えたのは過去20年間で今年が初めて。こうした豚肉の高騰により先ほどのラーメン店では焼豚4枚・200グラムを乗せた看板メニュー「本気の炙り焼豚そば」を値上げ。今月から70円アップし1，340円に。豚肉の価格高騰は都内のスーパーでも。半年前と比較して100グラム20円値上がり。仕入れ値は国産が約3割高、外国産が約2割高となっているそう。なぜ高騰したのか。豚肉の流通に詳しい東京食肉市場によると理由の1つに挙げたのが去年から続く「暑さ」。豚は暑い日が続くと食欲不振になったり繁殖率が落ちたりするため、出荷頭数が減少したという。また、外国産は円安の影響を受け価格が上昇しているという。暑さが続く中、しばらく高値が続きそう。