室町時代の2振りの刀剣が用意されたが、それぞれ1千万円以上するという。うち1本の刃文は鮮やかに波打ち、もう一方は鏡のような表面のなかに細やかな模様が見て取れる。本阿弥家では「地金は秋の澄んだ空の如く、青黒く研ぐ」、「刃文は松に積もった雪のごとく、ふんわりと」といった言葉が伝わっている。河合敦氏は本阿弥光悦の母親の教育法を紹介。善行には喜んで褒め称え、悪いことをした時には他人の前では叱責せず、陰に呼んで優しく諭したとされる。
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