- 出演者
- 眞鍋かをり 高橋茂雄 織田信成 大原優乃 石井杏奈
オハイオ州コロンバスに住むポールさんとシェリーさん夫婦が初来日。愛してやまないのは枝豆。枝豆は未成熟の大豆を収穫した野菜。タンパク質・カルシウム・ビタミン・食物繊維などを多く含む。メチオニンはアルコールの分解を助け、レシチンは肝臓の働きを高める。2人は枝豆を自家栽培し枝豆の存在は現地日本人の口コミで拡散した。
ポールさんとシェリーさんを日本にご招待。日本の枝豆は3種類で8月は年1回の収穫期。ポールさんとシェリーさんは農家を訪れた。江戸時代から続く農家でだだちゃ豆生産は1970年代から。だだちゃ豆は鮮度が命で朝収獲のだだちゃ豆は当日に全国へ直送される。
枝豆畑総面積は東京ドーム以上。だだちゃ豆はさやの厚みが8mm以上になれば収獲する。鶴岡市は日中と夜の寒暖差が大きく甘みを作ると言われている。
石井はタリアテッレにハマっていると話した。
だだちゃ豆は土を敷いたトレーに豆を蒔き発芽させる。およそ15cmの大きさになるまでビニールハウスの中で育てる。くらかけは苗の成長に伴い茎に土を盛る作業。育成期間中に4回30cmほど盛り土をする。
収穫直前に与える肥料はカツオをすりおろしたエキス。アミノ酸を多く含むカツオエキスが旨味を高める。
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- だだちゃ豆
だだちゃ豆はゴシゴシと水で洗う。ひたひたの水で、旨味成分(アミノ酸)が溶け出さないよう固茹でする。氷水で締め美味しい食感をキープ。塩がだだちゃ豆特有の甘みを引き立たせる。
小池ファームのだだちゃ豆をスタジオで試食した。
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- だだちゃ豆小池喜左衛門ファーム枝豆
枝豆と玉ねぎの天ぷら、だだちゃ豆の炊き込みご飯を紹介。その夜に小池さん一家が歓迎会を開いてくれた。
だだちゃ豆の選別をお手伝い。鮮度が落ちるためスピード勝負。豆が傷つかないように45秒洗浄し、遠心分離機で1分間脱水。規格外のものを大きさや色を映像で判別し、熟練の目でも選別する。茶色く変色したものや虫食いなどを目視で取り除き、袋詰する。
つるおか家を訪れた。山形県はラーメンの消費量が日本で一番。看板メニューは味噌ホルモン麺。麺にはだだちゃ豆が練り込まれている。
スイカを収穫し、持ち帰り皆で食べた。別れの時、2人はTシャツを贈った。
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- だだちゃ豆スイカ小池喜左衛門ファーム枝豆
仙台市を訪れた。ずんだを使ったヒット商品が続々登場している。エンドー餅店は1948年創業。極みづんだ餅を紹介。秘伝豆は白毛豆の一種。
ずんだ餅の作り方を紹介。材料は秘伝豆・塩・砂糖のみ。枝豆は薄皮を剥いてつぶし、塩・砂糖を加える。餅を一口サイズに切りずんだ餡を乗せると完成。その夜に歓迎会が開かれた。
実は2人は日本到着の日にビールに枝豆で乾杯していた。2024年9月、ポールさんから枝豆収獲の報告があった。
竹垣を紹介。マークさんは20年前に全米竹協会会長と出会い竹の素晴らしさの虜に。職人としてのキャリアは10年になる。マークさんはポートランドの日本庭園の竹垣を作った三木崇司さんに会いたいと願っていた。今回番組が熱意を伝えたところ会ってもらえることになった。三木竹材店の5代目で京都御所などの竹垣を手がける名工である。
三木さんは真竹の竹林を見せた。真竹はじょうぶでしなやかなため竹垣に一番多く使われている。竹の根は短いため枝で支え合わないと倒れてしまう。支えとなる竹は切らずに残すのが鉄則。マークさんも3年目の貴重な真竹を切らせてもらったが力技だった。竹は切った後にすぐに枝を切り落とす。修行では竹を運ぶのが3年間で見習いをする。切り出した竹は水洗いして割っていく。菊割りという専用の道具を使って行う。僅かに出っ張っている竹の芽に道具を当てて割っていく。マークさんは光悦寺垣を作ることが夢。曲線部分は竹を組み直す精密な構造になっている。本阿弥光悦が曲線を描く優美な竹垣を好んでつくらせたのが由来となっている。
マークさんは光悦寺垣作りを学ぶ。すでに反面は三木さんが作ってくれていて一緒に完成させる。本来、その内部構造は秘密にすべきものだが、特別に見せてもらえることになった。マークさんは13年憧れ続けた光悦寺垣の作り方を目に焼き付ける。少しずつ仮止めしながら竹を添わせて作る。三木さんがお父さんと初めて作ったのがこの光悦寺垣だという。3時間かけて完成させた。
マークさんは三木さん一家ともお別れする。「一緒に竹垣づくりが出来て光栄でした」と話し、オリジナルのTシャツ、竹で作った鳥の巣箱などをプレゼントした。三木さんからは菊割りをプレゼントした。
あれから7年、マークさんはご招待のあとに2度来日していた。また、火災があり作業場以外の自宅と倉庫が全焼。自宅や貴重な竹も失ったという。しかし機械や道具は燃えず仕事は少しずつ再開できた。