動物園でライオンのオスとメスを一緒に飼育することはとても重要なことだそう。円山動物園によると理由は大きく2つあるようで、1つ目はオスとメスで大きく見た目が違うので来園者への教育の観点から同時に飼育することが大事だという。2つ目は群れで暮らすライオンにとってなるべく自然に近いかたちで飼育することが望ましく、少なくともオスとメス一緒に飼育することが動物福祉の点でも重要なんだそう。しかしオスとメスで飼育する一方で繁殖はさせたくないという。円山動物園ではオスだと思われていたクレイかメスのイトのどちらかに避妊処置をする予定だった。これに対し「かわいそう」、「繁殖させたほうがいい」などの批判の声が寄せられたが、円山動物園は方針を変えていなかった。その理由は国内のライオンの頭数が飽和状態にあるためだという。ネコ科のライオンは多いときには一度に4~5頭を出産するそうで、飼育されているライオンの数は国内49の園で415頭。そのためライオンは国内の動物園の間で無償で取引されるケースがあるほどで、飼育スペースが確保できない園などでは繁殖させないように努めているほどだという、などと伝えた。
住所: 北海道札幌市中央区宮ヶ丘3-1
URL: http://www.city.sapporo.jp/zoo/
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