東京・杉並区で行われた野球大会。ピッチャーは左投げ、バッターも左。守備も全員右手にグラブ。今回行われたのはすべての人が左投げ・左打ちの「レフティー野球大会」。8歳~70代の総勢21人が2チームに分かれてプレイボール。この大会は通常とは異なるルールで行われた。バッターは中学2年生の藤原さん。ヒット性の当たりで1塁に向かうも周りが必死に止める。藤原さんはアウトに。理由は通常ルールでは打った後に向かうのは1塁側だが、今大会では3塁へ走らなければならないから。普段は通常ルールで野球をしているメンバーのため、1塁側へ走ってしまう人が続出。左投げの人は守備の花形と言われるサード・ショートのポジションが一塁への投球動作が遅れることから難しいとされている。高いレベルの野球でサウスポーのサード・ショートはまずいない。そのためすべてを反対にすることで左投げの人の夢を叶えた大会となった。試合は5-4と接戦となったが、勝敗を超え参加者は皆笑顔だった。