2021年東京オリンピックの混合ダブルスで日本人初となる金メダルを獲得した伊藤美誠。その伊藤選手といえば試合中にも見せる笑顔。しかし東京オリンピック後、これまで負けたことがなかった選手たちに敗戦。さらに世界ランクも日本人トップから陥落した。伊藤選手に一体何が怒っていたのか。伊藤選手は、東京五輪でシングルスで優勝していたらパキってやめていた、一番練習したし、死ぬまで練習した、一生分練習した、0からそこまで時間をかけてやるのは、気持ちも体も追いつかないとすぐ分かったと話す。伊藤選手を苦しめていたのはモチベーションの低下。母・美乃りさんは、可愛そうだった、美誠にとって卓球ってこんなに苦しいものだっけというほどだったと話していた。一度は引退を勧められるほど追い込まれていたという。伊藤は「でも自分は目標をやりとげたから、一番は楽しいっていう卓球楽しいなという風になりたいと思ってそこからは笑いながら試合が出来たり楽しいなと思えるようになった」等と話していた。伊藤が先月訪れたのが、障害がある作家が集まるアトリエ・ブルート。伊藤選手のユニフォームはアトリエの作家さんがデザインしたもの。その伊藤選手はパリ五輪出場をかけ全日本選手権へ。