陸上女子やり投げの世界女王・北口榛花。昨季の世界選手権で金メダルを獲得。パリ五輪でもメダルへの期待が高まっている。北口は身長1m79cm。去年更新した日本記録は67m38cm。北口は5年前からチェコを拠点に活動を行っている。当初はできなかったチェコ語も会話ができるほどに上達した。先月末にはオリンピックを目指すチェコの若手選手とトレーニングしていた。世界記録は男女ともにチェコの選手が保持している。崖っぷちだった5年前、北口が頼ったのはダヴィッド・セケラックコーチだった。やり投げに必要なのは柔軟性だといい、北口は特に上半身の柔軟性が高いという。課題は下半身。やり投げは助走の力を上半身にスムーズに伝えることが重要。北口は今、上半身と下半身の連動に力を入れている。北口はセケラックコーチの家族と外食に観光に出かけるなど付き合いがあるといい、支えられているという。