五輪初代表・団体金メダルへのキーマン・杉野正尭は鞍馬と鉄棒のスペシャリスト。杉野が得意とする鉄棒は団体戦の最後に行われる為、金メダル獲得には重要な種目。水鳥強化本部長も杉野に期待を寄せる。2021年6月・東京五輪最終選考会では0.1点足りず代表落選。パリ五輪へ向け取り組んだのがF難度「ペガン」。2024年4月・全日本個人総合で3年前には届かなかった高得点を叩き出し、2024年5月・パリ五輪最終選考会でも高得点を連発してパリ五輪代表内定した。挫折から這い上がった3年分の思いを込めたガッツポーズだった。