パリ五輪スケートボード・男子ストリート決勝で堀米雄斗選手が金メダルを獲得、オリンピックは連覇を達成した。ストリートはラン2回とベストトリック3回行い2つをあわせた3つの合計点で競う。ラン1回目の堀米選手は圧巻の滑りで暫定4位につける。トリック1回目で暫定3位に浮上したが、トリック2回目から4回目は失敗しライバルは続々と高難度の技を決める。トリック4回目時点で堀米は暫定7位で最後のトリックで堀米はノーリーバックサイド270ブラントスライドを決め97点台で優勝を決めた。プロスケートボーダー・上田豪さんは「回る方向が対象物が見えない方向に回る。スーパーSクラス」と解説した。パリ予選では堀米は日本勢5番手と大苦戦、先月の最終予選で見事優勝を果たし大逆転でパリへの切符を勝ち取る。苦戦の要因の一つとなったのがルール改正で東京五輪ではラン2、ベストトリック5の高得点4つを合計したものが総合得点とされていたがパリ五輪ではラン2本のうち高い方1つ。ベストトリックでは高得点2つの計3つの得点で争うルールに変更された。東京五輪後のインタビューは堀米は「練習していた部分があったのでランをしっかり決められなかったのは悔しい」と口にしていたが、ラン高得点で見事金メダルを獲得となった。パリを制した堀米選手は「オリンピックに行けるかもわからない状況でほんとに少しの可能性1%を最後まで信じてこのオリンピックでもやってこられてそれがほんとに最後に実ってうれしい」などと語った。