マンション価格が高騰する中、定期借地権付きマンションの供給が増えている。期限付きで借りた土地で建設されたマンションで、期間がくると建物を解体して土地を返還する。価格は割安になることもあり、今年首都圏では供給量が2000戸で過去最大規模になる見通し。東京・文京区に建設されている期限70年の定期借地権付きマンションを紹介。周辺に比べ1割ほど安い価格に設定されている。不動産会社再開発推進部長・井上慎也は「借地であるが50年、70年間初期投資を少なく住まうことができる。今後もますます事業機会は増していくと考えている」と話す。土地を所有する大手印刷会社・山田麗子は「会社の創業地で愛着のある土地。長く活用できるので定期借地権を採用した」という。不動産調査会社「東京カンテイ」・高橋雅之上席主任研究員は「マンション価格が高騰する中、受け皿の1つとして増えるだろう。ただ一般的な所有物件と比べると定期借地権物件は毎月の地代、戻す際の解体費用の積立金が発生することもある。初期費用は確かに安いがランニングコストで考えた場合の負担にも注意すべき」と指摘する。
住所: 東京都品川区上大崎3-8-3
URL: http://www.kantei.ne.jp/
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