昨年1年で東京都内で現金の落とし物が44億8601万円と発表された。これは過去最高額だという。キャッシュレス化が進む中増える現金の落とし物、その秘密を探る。現金を落とさないためには現金を持ち歩かないこと。都内に住む高田さんは奥さんとお子さんの3人家族。5年前から財布を使わず、現金を持ち歩かないという。というのも5年前にディズニーシーで財布を落とし、楽しい雰囲気を壊してしまったからだという。念の為、スマホケースに5000円を入れているが、お守り感覚でほぼ使わない。1万円札を使うこともこの5年記憶にないという。高田さんは4種のキャッシュレス決済を使いほとんどの場所で支払うことができると話す。またこのキャッシュレス決済さえも使わないケースも。愛知県新城市のガソリンスタンドではETCカードで決済が可能。ETCXを導入し、カード情報を登録し決済可能。利用するお客さんは「現金でもクレジットでも嫌、楽になった」と話す。ETCの利用率は9割以上、ドライブスルーやコインパーキングでもETC決済が可能になる施設が増えている。それでもなお現金の落とし物が増えているのには意外な理由があるという。